喪主に伝えたいこと
― 大切な人を見送る、その前とその後に ―
はじめに|突然「喪主」になったあなたへ
身内が亡くなった直後、人は冷静でいることがとても難しくなります。
悲しみの中で、次々と決断を迫られ、「何が正解なのかわからないまま進んでしまった」という声を、私たちは何度も聞いてきました。
このコラムは、
「もっと早く知っていればよかった」
そう後悔する人を一人でも減らすために書いています。
慌てて葬儀屋を決めなくていい
人が亡くなると、すぐに「葬儀社を呼ばなければ」と思いがちです。
しかし実際には、数時間〜半日程度、考える時間はあります。
特に気をつけてほしいのは、
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病院から紹介されたから
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深夜だから
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もう動けない状態だから
という理由だけで決めてしまうこと。
大切なのは、
「何をしてくれるのかが、きちんと書いてあるか」
という点です。
適切な表記をしている葬儀社とは
信頼できる葬儀社は、
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基本料金に含まれる内容
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追加費用が発生する可能性
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宗派・地域の慣習への対応
こうしたことを曖昧にせず、言葉で説明してくれます。
「一式いくら」という表記だけでなく、
中身を説明してくれるかどうかを見てください。
故人のお骨をどうするのかという問題
葬儀が終わると、次に訪れるのが
**「お骨をどうするか」**という問題です。
昔は、
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四十九日まで自宅で安置
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その後、菩提寺のお墓へ納骨
という流れが一般的でした。
最近は選択肢が増えています
今は、
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納骨を急がず、手元供養にする
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永代供養墓に納める
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粉骨して分骨する
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お墓を持たない選択をする
など、「こうしなければならない」時代ではありません。
大切なのは、
喪主が一人で抱え込まないことです。
仏壇について|「すぐに用意しなければ」は思い込み
「仏壇はすぐに買わなければいけませんか?」
これは本当によく聞かれる質問です。
答えは、
いいえ、急ぐ必要はありません。
昔の仏壇、今の仏壇
昔は、
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大きな金仏壇
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家の中心に置く
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代々受け継ぐもの
という考え方が主流でした。
今は、
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家の間取りに合ったサイズ
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洋室に置けるデザイン
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必要なものだけを揃える
という考え方が増えています。
仏壇は「形式」よりも、
手を合わせる場所があることが何より大切です。
仏壇は「供養のスタート地点」
仏壇は、亡くなった方のためだけのものではありません。
残された家族が、
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気持ちを整理する
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思い出を語る
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日常の中で向き合う
そのための場所です。
松川仏壇では、
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買うことを前提にしない相談
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直す・残す・小さくするという選択
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仏壇がなくてもできる供養の話
こうした相談を大切にしています。
まとめ|喪主は「完璧」でなくていい
喪主は、
すべてを正しく判断できなくていい。
すべてを一人で背負わなくていい。
大切なのは、
「ちゃんと向き合おうとしていること」
それだけで、供養はすでに始まっています。
もし迷ったら、
葬儀のことでも、仏壇のことでも、
「少し話を聞いてもらう」だけでも構いません。
松川仏壇は、
答えを押し付けない専門店でありたいと考えています。





